Blog - 日々のことなど -

 秋の気配

最近早朝には霧が発生することが多くなりました。

霧のある日は必ずいい天気になります。

↑はまだ青々している今年初挑戦の旭米(日本の昔の品種)です。

晩生なのでうまく熟れるか心配をしているところです。



我が農園の草が踊るゾーン。しかし秋には草も紅葉し何とも複雑で美しい色彩に。

とても忠実に再現する自信はありませんが、いつか絵にしてみたい・・・


秋はいろんな色にあふれています。



ところで、母校の恩師が退任するということで、恩師と卒業生で退任企画展をすることになりました。

自分はP8号の小さい絵を出品させていただきました。

まだしばし先のお話ですが、お時間のある方はお誘い合わせの上、ご来場下さいませ(^^)



『古典と現代の狭間にて』〜大矢英雄退任展〜


 とき:2018年12月14日(金)〜24日(月)

    15日(土)オープニングセレモニー

         ギャラリートーク(14~15時)

 ところ:広島市立大学・芸術学部棟


油絵学科教授・大矢英雄、油絵卒業・在学生約37名による絵画展示。





 稲刈り後半戦

上田農園、稲刈り後半戦が始まりました!

我が息子も立派な戦力でございます。


今年は去年より収量が落ちましたが、学ぶことはとても多かったです。

7月には豪雨にあい、甚大な被害はなかったものの夫が不在だったため、一人で土砂降りの中越水していた水路に土嚢を詰め積み、翌日には土砂で詰まってしまった田んぼの水路の開通作業をしました。

家と田んぼ、大切な家族を守るためにどうしたらいいのか?そのための備えは?自分で考え、的確に行動することを学んだ数日間でした。


そんな出来事を乗り越えてのお米の収穫です。

本当にありがたい気持ちです。



 稲刈り、始まるよ〜

我が上田農園の稲刈りが今年もスタートしました!

いつも手伝ってくれるお母さんや子どもたち、初めて来てくれた方方数人で刈り始め。

黙々と一人でやる作業も好きですが、わいわい皆でやるのもやっぱり楽しいものです。


うちははで干しするので、ある程度稲を刈り終えるとはでを立てて行きます。

はで棒のくくり方は人それぞれで、私たちはこの地域で大変お世話になっているおじさまから教わった方法でくくっております。しかし年々記憶が乏しくなり、夫以外は皆はで棒くくりに苦戦。

くくり練習中の友達母ちゃん↑

子どもたちも思い思いに手伝い(?)をしてくれ、2日間で2枚のコシヒカリの田んぼの手刈り・はで干しを終えることができました。手伝ってくださった皆様に感謝です!

我が子も終わる頃にはネコのように丸まって草の中で居眠りしておりました。

お疲れさま!

 タマゴタケフィーバー!!!

かれこれこの地に住み着いて4年目。

こんなに我を忘れて興奮したのは久しぶりな気がします。

このおもちゃのようなファンシーなキノコ、皆さんはご存知ですか??


実は知る人ぞ知る、とっても美味しいタマゴタケ!なんです。


これは卵状の繭のような部分を割って傘が伸びて来ている初期の状態のタマゴタケです。

傘がちょっと開くとこんな感じ↓

美しいです・・・!

色、フォルム、そして味までも完璧です!!


こんな毒キノコのような目立つなりで、しかも山道の道沿いにずらりと生えたりするもんですから、私のような人間に簡単に補食され、タマゴタケ自身不用心だなあと思わされます。(大株を見つけても、多くて三分の二までしか採らないという自然のルールを守りますが)

ちなみに同じテングタケの仲間で、タマゴタケと類似しているとよく引き合いに出されるベニテングタケという毒キノコがあります。が、よく見ると全然違います。


タマゴタケの傘は朱色に近い赤オレンジ色、傘の柄の色はまだらに黄色。

それに対してベニテングタケの傘は白いつぶつぶの付いたローズマダー系の赤、傘の柄の色は真っ白。(傘の白いつぶつぶは雨で落ちていることもある)わからない方は画像で検索すればすぐわかります。

こうした見分けポイントをふまえた上でタマゴタケ狩りを楽しみましょう!



今年はタマゴタケは当たり年だったようで、一週間くらいうちの集落に続く山道の所々に出現しました。

調理法はシンプルに米油と塩をふりホイル焼きにすると、キノコ特有の良い香りと濃厚なお味でとっってもおいしかったです。(バターもおいしいらしい)

また、タマゴタケとジャガイモの豆乳グラタンは子どもも大喜びでした。

とまあ、そんなわけで今年の秋はタマゴタケを堪能し尽くしたのであります。

もともとこの集落に続く山道ではコウタケやタニワタリ、コノハカヅキ、シメジなどをお目当てに、どこからともなくキノコ狩り人が集まってくるところなので、キノコ豊かな山なのです。。



↑これは同じテングタケの種類の毒キノコです。

念をおしてこれは毒キノコです!食べられませんのでお間違えなく!!!


でもオブジェのようでとてもかわいいのです・・・vv


皆さん、キノコを楽しむのはすばらしいことですが、毒キノコと間違えないように。

そしてゴミのポイ捨てなどせず、自然のルールを守ってくださいね。

 種まき

我が農園の小さな園主が種まきをしてくれました。

源助大根の種です。おおきくなあれ!



9月は秋冬野菜の種まきに稲刈りに、また大忙しです。

 4年間のブランクを経て・・・

2014年の個展を最後にブログの更新を休止し、はや4年がたちました。

何も報告なく休止してしまい、ご心配おかけしましたことお詫び申し上げます。

実は、昨日私たちの集落にも光回線が届き、ついにインターネットが使えるようになったのです!

ということで、早速の更新をしています。


4年のうちにいろんなことがありました。ざっと振り返ると・・・


まず倉敷で織物について学び、その後広島の秘境(周りがそう言う)に移り、今は絵と織と農のある暮らしをしています。

田舎での『スローライフ』という、のんびりしたイメージで住み始めたものの、農というのは仕事の区切りはあっても「終わり」というのはなく、一年を通じてやるべきこと・やっておきたいこと満載で、スローライフのスの字もない状況です。なかなかうまくいかないことは多いですが、年々良くなっていることもあり、奥深さを実感して毎年実験しながら家族で頑張っています。

そのごくごく合間に糸を紡ぎ、山や畦で採って来た植物で染め、機にかけて家族の衣類を織ったりします。特に糸車で糸を紡ぐのは、紡げるようになるまで苦労したのもありますが、精神が洗われ集中力が高まる心地がするので大好きな仕事です。

油絵はというと、4年間全く描けておらず、自然のモチーフや人物を見ては「絵に描きたい・・・!」と心の中で叫ぶだけに終わっていました。しかし、ひょんなことで母校からお話をいただき、今年の4月にRUBICON REBOOT展で2点出品させていただきました。また12月には、お世話になった教授とその教え子による展覧会に出品予定です。詳細はまた別に書きます。

半年に一回のペースで展示をするチャンスをいただき、家族の協力もあって本当にありがたい気持ちでいっぱいです。

話は転々としてしまいますが、家族といえば一昨年に長男、そして昨年次男が誕生し、ますます男ばっかりで盛り上がってきました。(つい最近まで年子だと認識していなかった自分)

仕事時間はとても限られていますが、やるからには心をこめてやっていきます。


 光り輝く・・・

ついに蛹になりました!

どんなアゲハチョウが生まれるのか、毎朝どきどきしつつ様子を伺っています。

 やはり本物は美しい

広島にいたときと違って、実家にいると間近で自然の変化がわかります。

庭にどんな虫が住み着いているのかも、同様に。絵の実物資料がたくさんあって嬉しい限りです。


この日は朝たまたまアゲハチョウの幼虫がいつの間にか一本の柑橘系の木に6匹も付いていて、興奮のあまり仕事に遅刻するところでした。

(この木に6匹vvv!)

(生まれてしばらくは鳥の糞柄に擬態している↓)

怒った顔もかわいい・・・

日々に疲れたときは、こうして神秘的で不可思議な自然を観察することで、

元気も創作意欲も嘘みたいに倍増するのです。

蛹になるのが楽しみです。

 一人立ち

梅雨終わり、春に生まれたチビカマキリたちの少したくましくなった姿をちらほら見かける。

前からだが、虫の緊張感が伝わってきて、すぐ虫の居所が見つけられるようになった。

別に生きるのに必要ない能力ですが、何だかお近づきになれたのが嬉しい今日この頃。

 海の中は不思議でいっぱい

高知は非常に陽気で、南国風で、山は雄大でした。

山陰に住む私たち三人組は、この初めての土地でおおいに豊かな体験をさせてもらいました。

海辺育ちながら、海底を漂ったのは初めてで、海底に膝をついてじっとしていると、何だか光と淡い水色に包まれて、自分の想像より穏やかな世界に不思議と安心したのを覚えています。

魚たちはまた来たなという感じでこちらを向いて漂っていました。

次は魚の写真をゲットするぞ。

これがバナナの花だと、何人の人が答えられるだろうか・・・